胃がん

解説

近年、徐々に発生率は低下してきているものの依然として日本人に多いがんのひとつです。ピロリ菌の感染によって胃がんになりやすくなることが明らかにされています。

治療方針

日本胃癌学会により提示された胃癌治療ガイドラインに基づいた治療を行っています。
早期胃がんでは、当院消化器内科との綿密な連携の上で、胃内視鏡的粘膜剥離術の適応を外れる症例に関して、原則的に腹腔鏡下での胃切除術あるいは胃全摘術を行います。
進行胃がんでは、開腹での胃切除術あるいは胃全摘術を標準術式としています。さらに進行し他臓器に浸潤している症例に対しては、合併切除術(膵頭十二指腸切除術や左上腹部内臓全摘術など)を積極的に施行しています。
手術の結果、ステージ(進行度)II以上と診断された場合には補助化学療法を勧めています。