麻酔器

① 人工呼吸器設定パネル ② 生体モニター(フィリップス) ③ 手術室内ネットワークカメラディスプレイ(iPad) ④ 電子カルテサブディスプレイ (他の部屋の麻酔記録を表示。複数表示可) ⑤ 電子カルテメインタッチパネルディスプレイ(自動麻酔記録や電子カルテ入力用) ⑥ 入力用キーボード ⑦ 麻酔科医用内視鏡映像ディスプレイ
当院の手術室のすべての麻酔器にはディスプレイが7つ乗っています。この麻酔器すべての部屋の情報と手術室内の映像、そして電子カルテからの患者情報が見れます。足りないのは暇なときに見るテレビくらいですかな。
各科専用カート
各科に専用カートがあり、緊急の手術にも迅速に対応できます。また、空いている手術室に科を選ばず迅速に手術を入れられ、手術室の効率化とナースの省力化に役立っています。
体位固定用マジックベッド(バキュフォーム)
バキュフォームは、マット内部に入っているビースが空気を抜くこと(陰圧)により隙間なく固まり、一定時間同じ形状を保つことができる固定具で、主に内視鏡手術に使用されますが、側臥位用のバキュフォームは、これって使い物になるの?と疑問でしたが、呼吸器外科の手術で体位を取るの固定具を必要としないので非常に迅速に簡単に側臥位がとれるて意外と好評です。また、別のところで紹介していますが、整形外科の肩の手術でも、ビーチチェアポジションが専用のアタッチメントが無くても簡単に作れて、結構優れものです。
側臥位の取り方
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1. 側臥位用バキュフォーム
側臥位用バキュフォームを吸引して固め、ベッド上に置く。やわらかいと患者さんが乗りにくい。
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2. 患者の寝る位置
バキュフォームの切れ込みのある場所に肩が来るように患者に寝ていただく。
この状態で麻酔導入を行う。 -
3. 側臥位にする
麻酔導入後、患者を側臥位とし、腕を切れ込みのある場所に伸ばす。
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4. バキュホームの成形
矢印のよう患者を包み込むように、バキュフォームの下のところが台形になるようにに両手で押さえて成形する。
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5. バキュフォームの成形
反対側も同様に成形する
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6. バキュフォームの成形
チューブが折れたり、目が圧迫されないように注意して、頭部を包み込むように成形する。
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7. バキュホームを固める
3人で成形しながらバキュホームを吸引し固める。頭は麻酔科医が担当するので、ナースは2人いればよい。
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8. バキュホームを固める。
吸引してバキュホームを固めると、患者は側臥位で固定される。
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9. 腕の固定
側臥位用の手台を取り付けて腕を固定する。
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10. 足の固定
側臥位用の足台を用いて、足を固定し出来上がり。側臥位を取るのに5分もかかりません。
手術室便利グッズ
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1. おしぼりハンディーⅡ
おしぼり製造機です。患者様の体をふくのに使っていますが、スタッフも汗をかいたときに汗を拭いたり、汚れたところをふく雑巾代わり使ったり、けっこう働き者です。手術室には2台あります。
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2.おしぼりハンディーⅡ
正面には1本、3本、5本のボタンがあり、これを押すと希望の本数だけおしぼりがコロンと出てきます。
おしぼりの温度と水分量も簡単に調整出来て便利です。 -
3. Water Pillow
側臥位をとるときの腋下枕に使います。患者様の腋下にペタンコの方を敷いておき、体位をとったあと水で膨らんでいるほうを点滴台にひっかけて、ペタンコの方に水を移動させ、膨らます構造です。膨らましたりへこましたり自由にできるので便利です。甲状腺の手術にも使えるかと思ったのですが、フワフワと安定が悪く、不評でした。
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4. 側臥位用足保護台
側臥位の時に足を保護する台です。トンネルになっているほうに下の足を入れ、上野足を台の上に置くだけです。結構柔らかくすぐにダメになるかと思いましたが、丈夫で長持ちしてます。以前は枕などを足に挟み面倒だったのですが、これの登場で格段に楽になりました。別のところで使い方を紹介します。
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6. 電動加圧バッグ
電動の加圧バッグです。輸液や血液を押したり、整形外科の関節鏡のかん流液を押したりと何かと便利です。なんといっても手動の加圧バッグは手が疲れます。
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7. ローラースライド
患者様をベッドからベッドに移動させるのにするすると滑らせて移動できます。スタッフが腰を痛めずにすみます。
こうしたグッズは主にスタッフの仕事量を減らし、楽に仕事をこなせるようにするためのものです。これらにより省力化と時間の節約ができ、みんなが楽しく働ける職場づくりに役に立ちます。
Citrixシステム
ここに紹介文が入ります。ここに紹介文が入ります。ここに紹介文が入ります。ここに紹介文が入ります。ここに紹介文が入ります。ここに紹介文が入ります。ここに紹介文が入ります。ここに紹介文が入ります。ここに紹介文が入ります。ここに紹介文が入ります。ここに紹介文が入ります。ここに紹介文が入ります。ここに紹介文が入ります。ここに紹介文が入ります。ここに紹介文が入ります。ここに紹介文が入ります。ここに紹介文が入ります。ここに紹介文が入ります。ここに紹介文が入ります。ここに紹介文が入ります。ここに紹介文が入ります。ここに紹介文が入ります。ここに紹介文が入ります。ここに紹介文が入ります。
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1. Citrixシステム
基本画面です。電子カルテの画面と同じです。
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2. parer chart(自動麻酔記録)
自動麻酔記録のpaper chartがiPadで見れます。入力はできません。
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3. 監視カメラ(手術室)
各部屋のカメラ映像をiPadで確認できます。同じものが麻酔器にも取り付けられていますが、移動しながら見れます。
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4. 監視カメラ(術野)
天井のカメラから術野をipadでモニターできます。
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5. 監視カメラ(内視鏡映像)
内視鏡手術の映像だって見れちゃいます。
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6. レントゲン画像
電子カルテのレントゲンだってOKです。
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7. 監視カメラ(手術室)
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8. ipod touch
小さいけどiPod touchでも見れます。
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9. iphone
もちろんiphoneでも。
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10. iphone
iphoneで麻酔記録もモニター。小さいから誰も見ないけど、一応紹介しときます。
挿管デバイス
松阪市民病院の手術室では患者様の安全を第一に考え、気管挿管はこれらのデバイスを用いて行っております。
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1. エアウエイスコープ1
従来型のエアウエイスコープ。画面は縦型。
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2. エアウエイスコープ2
新しく発売されたエアウエイスコープ。値段は従来型の半分以下。画面は横型。質感は従来型に比べて劣り、プラスチック感が強い。ディスプレーの画質も悪く、画面が横型で固定のため使いずらく、だれも使いたがらない。
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3. KingVision
エアウエイスコープ1より画質はいいが、ターゲットがなく使用には慣れが必要。外人用のためかブレードが大きく日本人の口には合わない。ブレードは経口挿管用と経鼻挿管用がある。
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4. Airtraq
ディスポタイプのビデオ喉頭鏡。サイズは他のビデオ喉頭鏡に比べて豊富である。
本体にはディスプレイがないため直接のぞき込むか、外付けのビデオディスプレイが必要である。最近、スマホがつけられるアダプターが発売されたが使いにくい。改良についてはアイデアコーナーを参照してください。 -
5. Laryngo View(町田製作所)
カメラを取り付けるタイプのビデオ喉頭鏡。以前は研修医の挿管指導に用いていましたが、現在は主に救命士の挿管実習に使用しています。
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6. 各種挿管デバイス置き場
使用頻度の多い挿管デバイス。左からKing Vision, McGrath, 新エアウエイスコープ、従来型エアウエイスコープ。
これらはブレードとともに手術室中央の廊下の棚に配置してあります。