クリニカルラダー

松阪市民病院看護部の
クリニカルラダー

 クリニカルラダーシステムとは看護師の能力開発・評価のシステムの一つです。看護師の看護実践能力を段階的に表し、各段階において期待される能力を示し、到達度によって看護師の能力が示されるシステムです。看護師個々のキャリア形成のために能力段階を確認しながら、その成長過程を支援していくシステムです。

 今後、看護を提供するあらゆる場面で活用可能な標準化されたラダーを用い、すべての看護師に共通する看護実践能力を育成する事はとても重要です。そこで、日本看護協会のクリニカルラダーの開発をきっかけに2019年に導入しました。

当院クリニカルラダー構造図

  • 基本的な看護手順に従い必要に応じ助言を得て看護を実践する
  • 指導・助言を受けながら、所属部署の中でチームメンバーとして役割を果たす
  • 自己の課題を発見し、自主的な学習に取り組むことができる
  • 公務員としての自覚を持った行動ができ、地域における役割を理解する
  • 標準的な看護計画に基づき自立して看護を実践する
  • 所属部署で自立してメンバーシップを発揮する
  • 自己の課題達成に向けて、学習活動に取り組むことができる
  • 公務員としての自覚を持った行動ができ、支援を受けながら社会貢献活動が行える
  • ケアの受け手に合う個別的な看護を実践する
  • 所属部署のチーム運営で、リーダーシップを発揮する
  • キャリアビジョンを描き、学習活動に積極的に取り組むことができる
  • 公務員としての自覚を持った行動ができ、社会貢献活動が行える
  • 幅広い視野で予測的判断をもち看護を実践する
  • チーム医療を推進し、所属部署の目標達成に向けたマネジメント力を発揮する
  • 看護の専門性を高め、部署運営に活用することができる
  • 公務員として模範的な行動を他者に示すことができ、組織全体で社会貢献活動をする
  • より複雑状況において、ケアの受け手にとっての最適な手段を選択しQOLを高めるための看護を実践する
  • 看護部や病院から求められる役割を認識し、チームの要として、創造的なマネジメントカを発揮する
  • 看護の専門性を高め、組織運営に活用することができる
  • 公務員として模範的な行動を他者に示すことができ、組織全体で社会貢献活動をする

クリニカルラダーチャレンジからレベル認定までの流れ

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